アルバイトに仕事を任せる

責任感のあるタイプ

「このお店のためなら給料をもらえなくてもいい」「この店長のためならサービス残業もいとわない」こんなタイプの人たちは、実は無意識かもしれませんが心のどこかで相手を試している気がします。そこで、こちらの好意にただただ甘えるだけの人なのか?好意に甘えない、情に厚い人なのか?付き合う人を無意識に見極めている人もいるのです。ある意味打算的と言えるでしょう。しかし、人間関係というのは、お互いが感謝してこそ長く深い人付き合いができるものです。「与えすぎるくらいが丁度いい」という格言もあるくらいです。とにかく、アルバイトで「残業代はいらない」などと言える人は、間違いなく優秀になる素質があると思います。かなりの責任感があるタイプといえるでしょう。


権限移譲の具体的な方法

アルバイトに限った話ではありませんが、報連相の大切さは周知の通りです。社員や経営者にとって、アルバイトに勝手な判断をされつのは本当に困ることです。アルバイトに仕事を任せるのならば、情報がすぐに共有できるかどうかというのは一番大切なことです。これは「報告の仕組み」をつくることである程度は解決できることだと思います。ただ、この仕組みをつくっても解決できないのが、イレギュラーな問題が起きたとき、例えばお客さまからのクレームです。接客業であれば、多かれ少なかれクレームは必ず起きるものです。日々の努力で、ある程度のクレームはなくなるものですが、それでも予想外のクレームというのは必ず起こるものです。いつもあなたが対応できればいいのですが、アルバイトに仕事を任せようとすると、いつもそういうわけにはいきません。そのときに必要なのが、すぐに報連相をもらうようにしておくことです。

問題を解決するための能力

さらに問題になるのは、ちゃんと電話をくれたのにあなたと連絡が取れない場合です。アルバイトがあなたに電話をしてくるには、2つの理由があるはずです。「あなたのスキルが必要なので助けて欲しい」か、「あなたの判断を求めている」このどちらかです。ここで、あなたには問題が解決できるのに、なぜアルバイトには解決できないのか考えてみましょう。まず考えられるのは、そもそも「トラブルを解決するための能力」がないからという理由です。具体的には、お客様との交渉力、仕事上の知識や、システムトラブルなどを解決する技術力といったスキルです。この「スキル」に関しては、実際にスキルのいる人間が現場にいない場合、トラブルの解決は難しいはずです。この問題を根本的に解決するには、まず仕事上のスキルを身につけてもらわなくてはいけないので、少し時間がかかるのは致し方ありません。


判断力を身につける

次に、判断力の問題です。助けを求めてくるアルバイトとあなたとの大きな違いは、「何が問題なのか?」「問題を解決させるには何をすれば良いのか?」この2つを判断する力があるかどうかではないでしょうか。実は「判断力」は時間をかけて身につける仕事上の技術力と違い、もっと簡単に手に入れることが可能です。なぜなら判断力を身につけるのに必要なのは経験だけだからです。何度か同じ経験をすることで、「このような時はこう対応すればいいのだ」と判断できるようになります。それさえあれば、その場で解決可能というトラブルも多くあるでしょう。この判断力を身につけさせるために必要なのが、アルバイトへの権限移譲です。まず、困ったときにはすぐに報連相を入れてもらうということを徹底させます。次にその内容によって、その場で解決できることであれば、同じ内容であれば次は確認しないで解決してしまってよいと権限を広げていくのです。